はじめての賃貸探しの段取り

はじめての賃貸探しの段取り

これからはじめて賃貸探しをする場合、まずは予算について考えをまとめておきましょう。家賃帯を整理しておけば物件を絞り込みやすく、経済的に無理のない部屋を選び出すことができます。
物件によっては家賃以外にも、駐車場代や管理費、町内会費などもかかりますので、それらを含めて予算を組みましょう。どこに住みたいか、立地についての考えを整理しておくことも大切です。通勤通学の時間に影響するほか、普段の買い出しの手間も変わってきますので、自分にとって住みやすい場所を選び出すのがポイントです。できれば実際に足を運び、自分の目で環境を確かめておくと賃貸選びの失敗も少なくなります。設備や条件への希望を整理しておくのも大事な段取りのひとつです。オートロックやロフト、ペット可など、それぞれが求めるものがあるはずですので、リストアップをした上で物件を絞り込むのがおすすめです。ただ、すべての条件を叶えてくれる物件はなかなか見付からないため、あらかじめ妥協できるポイントを整理しておくことも欠かせません。

内覧時には壁の薄さを確認しておこう

内覧を行う際のチェックポイントのひとつが、壁の薄さに問題がないかどうかを確認することです。というのも賃貸物件選びで失敗する原因に騒音問題が挙げられ、隣室や上下からの生活音や音漏れに悩むケースが少なくありません。あるいは壁が薄いことで自室から音が漏れ、逆に迷惑をかけてしまうこともあるのです。そのため、賃貸物件を選ぶ際には、騒音に困らない構造であるのか確認しておくことが推奨されます。
チェック方法としては、壁を軽くコンコンとノックをしてみて、もし軽い音がするようなら注意が必要です。中が空洞になっており音が漏れやすい可能性が高いからです。可能ならば隣室からノックや会話をしてもらい、どの程度の音が聞こえるのか確認すると良いでしょう。他にも、木造住宅や鉄骨住宅は回避するのもポイントです。必ずというわけではありませんが、これらの構造の場合は壁が薄い傾向があり音が漏れ出やすいです。一方、マンションに多い鉄筋コンクリート物件ですと比較的、音は漏れにくい傾向があります。